愛知万博に全面採用!

  SP基礎は、各種イベントにもご利用いただけます!

愛知万博において

 平成17年に開催された愛知万博(愛地球博)において、会場周辺半径約3キロ圏内の道路を、外部から来る車両に対し通行禁止にするという措置がとられました(周辺住民の生活道路確保と来場者の駐車禁止対策)。

  そのため会場周辺道路に179本の規制標識が設置されましたが、 『環境博』と位置づけた同万博への配慮として、閉幕後の撤去、再利用まで視野に入れた部材・工法を用いた設置工事がおこなわれました。

  標識板は従来のアルミ板から再生樹脂板とし、リサイクル製品の積極的な取り入れをおこない、支柱には新開発のポリエチレンとアルミの複合柱で耐用年数を従来品の2倍としたものが採用されることとなりました。

  続いて標識設置から撤去・再利用を進める中で最も環境負荷が大きいと考えられる基礎工事に課題が移りました。道路を掘削しコンクリートを使用して支柱を固定する一般的な工法ではまず第一に掘削時に大量の残土発生、そして撤去後にコンクリートの産業廃棄物化につながるなど短期間(約半年)の設置に大変不向きであることが判明しました。

  さらに撤去後、一度コンクリートで固めてしまった支柱を再利用しようと考えた場合、支柱に付着したコンクリートを全てはがす作業が必要となってきます。このような要因から愛知万博に伴う規制標識設置工事の基礎工事全てにおいてSP基礎工法が採用されました。 

撤去後の復旧が容易

 万博で使用したSP基礎は接地面フランジを新採用しました。  アスファルト舗装に設置する際、路盤を一部取り除き(□15cm)基礎打込み後、通常なら基礎と路盤の隙間をモルタル等で復旧するところを約半年という設置期間を考慮して、モルタル復旧をする代わりに隙間を接地面フランジで覆い隠す方法を用いました。

  結果は撤去時のSP基礎引き抜き作業で、路盤との分離が大変容易であったためその後、路盤復旧にもわずらわしさが残ることなく進み作業削減につながりました。



インフラ整備へ

 『環境博』を掲げた愛知万博に関連する工事においてSP基礎工法が環境を荒さない乱さないを具体化でき、結果として残せたことは大変意義のある事でした。

  標識一つ一つの工事は小さくとも、全国に散らばるその本数は莫大なものです。今後も新設や立て替えが限りなく続くと思われる標識設置工事のなか、SP基礎工法が賢いインフラ整備として位置付けられるよう、これからも推し進めていきたいと考えます。